健康診断の結果の見方第3弾は、肝臓編です!!
20代で肝臓?思うかもしれませんが、肝臓は人の体にとって重要な働きをしています。
肝臓の働きは大きく分けて3つあり、『たんぱく質を作り出し、栄養を貯蔵する』、『体内に入った有害物質の解毒作用』、『食べ物を消化するための胆汁と呼ばれるものを合成する』の3つです。
健康診断で重要な肝臓関連の項目はAST、ALT、γGTの3項目です!
①AST
ASTは肝臓や筋肉の細胞の中に含まれている酵素の1つです。
炎症などで細胞が破壊、傷害されたりすると血液中にASTが出て血中濃度が高くなります。 注意する点はASTは肝臓以外の細胞内にも含まれるので、値が高いからと言って肝臓が悪いとは言い切れない点です。
②ALT
ALTは肝臓に多く含まれている酵素で、筋肉や他の臓器にはあまり含まれていません。 そのためALTが高いと肝臓の状態が悪い可能性が高いと判断出来ます。
③γGT
γGTは肝臓の解毒作用に関係している酵素で、よくお酒を飲む人は数値が高めです。 お酒を飲みすぎたり、脂質の多い食事を摂っていると脂肪肝という肝臓に脂肪が溜まる病気になってしまうので注意⚠️
以上の3項目が肝臓に関係する代表的な項目になります。 1つの検査では診断は出来ないので様々な検査結果から病気を判別していきます。
1項目でも高ければ体のどこかに異常があることを示しているので安易に考えず、気を遣っていきましょう!